「野球の雑学歴史」野球は、なぜ9回までなのか?

スポーツ
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9回」ルールを作った人とは?

そもそも、現在行われている野球のルールの原型を作ったのは誰なのか? それは、アレクサンダー・カートライトさんという方です。

カートライトさんは1820年、アメリカ・ニューヨークの生まれ。16歳の時からウォール街にある銀行の事務員として働いていたそうですが、その銀行が火事になり失業。その後、兄と共にマンハッタンで本屋さんを開業しました。

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野球の起源は?9回制には2つの説があります!

野球というスポーツは、1839年にアメリカのダブルデー少将という人が考案したスポーツとされています。もともとは、アメリカの金持ち達がパーティーの前に親睦を深めるために始めたイベントでした。

その頃のルールでは、「先に21点を取った方が勝ち!」という点数先取制で、
「ピッチャーはバッターの打ちやすいボールを投げる」「フォアボールはない」
というルールでしたので、1日かけてもゲームが終わらないこともありました。

回数制になったのは、チームの専属料理人たちからのクレームが、きっかけでした。

訴えたのは、ニューヨークの野球チーム ニッカーボッカーズ専属のシェフたちでした。

試合終了後に相手チームとのレセプションがあったとしても「試合がいつ終わるのかわからなければ料理の準備ができない!」という
単純な理由だったそうです。

 

では、なぜ9回という数字になったのか?

 

調べてみると2つの説があるようです。

 

1.当時は12進法の影響が強く残っていて、12進法の4分の3である9回が取り入れられた。

2.キリスト教の教えの中で「三位一体」など「3」は完全無欠を表す聖なる数字と考えられていたため、完全を表す3を3回繰り返せばより完全なものになるとして9回になった。

「スリーストライク」「スリーアウト」守備のポジションも選手も9、すべて3の倍数になります。

日本の野球の歴史は、1871年に始まりました。

野球を広めたのは、アメリカからやってきたお雇い外国人のホーレス・ウィルソンです。英語を教えるために来日し、勉強と一緒に自分の生徒に野球を教えました。


当時は野球ではなく、「打球おにごっこ」
と翻訳され日本に伝わっていたようです。

ホーレス・ウィルソンは、日本に野球を広めた功労者であり2003年に日本野球殿堂入りを果たしています。

日本野球の最初の試合は?

日本の野球の最初の試合は、1872年6月7日のアメリカでの試合です
アメリカ巡業中のロイヤル江戸劇団が、ワシントン・オリンピックスと対戦しています。オリンピックスとの対戦は、17対18と大健闘でした。この記録は、米国野球学会総会が2019年6月に発表しています。国内での最初の試合は、1882年におこなわれました。平岡ひろしが創立した新橋アスレチック倶楽部と、駒場農学校の試合が初の対抗戦です。

日本野球の最初のチームは?

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日本の野球の最初のチームは、新橋アスレチック倶楽部です。
アメリカに留学した平岡ひろしが、留学中に野球を教わり野球道具を日本に持ち帰りました。

プロ野球リーグの誕生

プロ野球リーグの誕生は、1936年2月5日です。日本初のプロ野球リーグは、日本職業野球連盟が設立しました。当時のリーグの参加チームは、7球団です。

・東京巨人軍
・大阪タイガース
・名古屋軍
・東京セネタース
・阪急軍
・大東京軍
・名古屋金鯱軍

1936年の4月に初めてリーグ戦が開催され、団体競技では日本初の全国規模で行われた社会人リーグ戦となります。秋には、優勝チームを決める戦いが開かれました。

 

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