今でも根強い人気を誇る日産フェアレディZ。海外では、Z350 Z370 と呼ばれており、北米では日本の数倍のウリアががあります。どの世代も素晴らしくフェアレディZの初代から7代目の計7世代を対象に人気投票をしたところ、やはり初代が根強い人気になりました。
今回は日産を代表するフェアレディZのランキングについて紹介します。
フェアレディーZは、米国の売上が80%以上
まずは、フェアレディーZの歴史をおさらいしておきましょう。
日産を代表するスポーツカーとして、世界総販売台数55万台(国内販売は8万台)を達成し、売上の半数以上は、北米市場になります。初代フェアレディZは先代の「ダットサン・フェアレディ」に代わり、1969年にデビューしました。
なぜフェアレディZは、アメリカで大人気なのか?
フェアレディZ年代別順位表
順位 | 世代 | 投票者数 | 比率 |
---|---|---|---|
1位 | 初代(S30/S31) | 2,929人 | 32.35% |
2位 | 7代目(Z34) | 1,649人 | 18.21% |
3位 | 4代目(Z32) | 1,367人 | 15.10% |
4位 | 2代目(S130) | 964人 | 10.65% |
5位 | 3代目(Z31) | 790人 | 8.73% |
6位 | 6代目(Z34) | 709人 | 7.83% |
7位 | 5代目(Z33) | 646人 | 7.13% |
【初代】フェアレディZ:S30型(1969〜1978年)
初代フェアレディZは先代の「ダットサン・フェアレディ」に代わり、1969年にデビューしました。
初代フェアレディZは、2.0〜2.8Lの直列6気筒エンジンを搭載。
コストの関係から初代「フェアレディZ」はL20型(130PS)というエンジンを基本搭載としていましたが、海外向けのモデルには排気量の大きいL24型というエンジンが設定されていました。
【2代目】フェアレディZ:S130型(1978〜1983年)
フェアレディZは10年ほど生産した後に最初のフルモデルチェンジを受け、1978年に2代目がデビューします。
初代を正常進化させた2代目フェアレディZは41万台を生産。
【3代目】フェアレディZ:Z31型(1983〜1989年)
2代目の発表から5年後となる1983年、3代目がデビューします。
一番大きな変更点は、先代までの丸型ヘッドライトから、当時流行となっていたセミリトラクタブルヘッドライトに変更されたことです。全長も2代目より更に大きくなりました。
累計生産台数は33万台です。
【4代目】フェアレディZ:Z32型(1989〜2000年)
1989年、日本ではバブル期に誕生した4代目。
4代目フェアレディZは、初代から引き継がれたロングノーズ・ショートデッキのスタイルをを捨て去り、「ワイド・ロー」のスタイルを手に入れました。ヘッドライトも迫力のある固定式に。
高性能スポーツカーとしてさらに強化された3.0Lツインターボエンジンは、国内最強の馬力を誇り300PSを発生。
4代目は16万台を売上げましたが、バブル崩壊の影響で2000年12月に販売を一旦終了。当時フェアレディZは絶盤車となりました。
【5代目】フェアレディZ:Z33型(2002〜2008年)
倒産寸前の日産が持ち直し、満を持してデビューした5代目「フェアレディZ」。
ルノーとの資本提携によりルノー傘下となった日産。企業方針が変わり、5代目フェアレディZ(Z33型)は21世紀に向けた新時代の「フェアレディZ」として生まれ変わりました。
デザインの完成度は高く好評だったものの、あまりの変貌ぶりに元来のファンは困惑し物議をかもしたといいます。
MT(マニュアル)車はZ32までの5速から6速になり、先代で制限されていた出力規制枠が撤廃されてからパワーも向上。
新しいボディタイプとしてオープンモデルの「ロードスター」も発売。
【6代目】フェアレディZ:Z34型(2008年〜2021年)
2008年にフルモデルチェンジして6代目となったフェアレディZ。2016年に一部仕様を向上しています。
それによりクイックなハンドリングとなり、スポーツ志向の高さを向上し、空力性能が更に磨きを増しました。
改良にあたり、エンジンの重量増加・安全性の向上・車体剛性の強化と、軽い車両重量を両立。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回は日産車フェアレディーZの魅力をランキング形式で紹介しました。
リーズナブルな値段でハイパフォーマンスなスポーツカーなら日産フェアレディーZもいかがでしょうか?
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